2011年07月

可能性

自信があるかないか、といわれたら、ある、と答える。

孤独や不安は実は誰にでもあるもので、
でも僕はその孤独や不安はほとんどの場合は吐露しない。

僕の不満や愚痴を聞いたことがある人は、
ほとんどいない。冗談めかして言うぐらいだ。

なぜか?

僕の中では不満や不安を言うことで解消するのではなく、
それ自体を解決することで解消してるからだ。

 「どうしよう」

ではなく、

 「どうするのか?」

と考え方を常に意識する、というか、思考がそうなっている。

誰かにすがって生きてたり、
誰かに頼ってるとそもそもがそういった
考え方自体が育まれない。

 「自分は」「精一杯」「頑張ってる」
 「誰かが」「きっと」「どうにか」「してくれる」

制作はアジテーター(扇動者)であってはならない。
問題があったとしてもそれらの原因をリスト化し、
冷静に分析して、自らや周りのタスクとし、スケジュールを引き、
それを解決するために尽力する。

アジテートするだけの人間をいっぱい見てきた。
ただ、騒ぐだけで何もしない、あるいは出来ない。

それはだが制作としては無能、である。

複数の要素を整理し、
プライオリティをつけろ、
下手な己のプライドは作品やクリエーターの為に捨てろ。

クリエーターやディレクターの絶対の味方になれ。

問題が起こった時に、率先して物事を引き受け、解決策を
検討して、実際に「行動」する。それが物を作らず、作品を
作り上げる制作に求められるスキルである。

同時にクリエーター側の不安も僕は理解ができる。

 圧倒的な物量
 うけいれられるの?
 できるかどうかわからない
 迫る期間
 圧迫される制作費
 モチベーション

クリエーターの場合は実は吐露してる。
心の奥底で、誰も見ていないところで、吐露する。
周りにぶつけてもいいのだが、僕自身はそれが出来ない。

だから、常に前を向いてる。
心の奥底に溜まる何かを必死に押さえつけながら。

社員、そして関わって作品を作ってくれるパートナーの方々、
そして最終的には今作品を好きだといってくれてる子たちの為に。

究極的には、やはりその為だけである。

自分の為だけではなく、僕は誰かの為に頑張りたい。

人は弱い、
でも同時に強い。

僕がその意気込みを最初からもてたのかというと、
そうではなかったし、色々な経験を十数年経て、
今の心意気を持てるようになった。


 継続、あきらめない、努力する、放り投げない。
 何事もすぐには花咲かない、当たり前だろう。


誰しもが、そうなれるわけではないが、
誰しもが、そうなれる可能性があると僕は思う。