2012年07月

とあるライター志望の大学生の方からの質問

7月になってしまった。

今年も残るところ5か月かと思うと、
季節が過ぎるスピードは、これはもう
格段に速くなってる。

子供の時はあれだけ遅いと感じていたのに、
今はなぜこれだけ早く感じるのだろう。

仕事の方は夏のイベントや様々な商品の
マスターに向けて、相変わらずの忙しい日々
が続いてる。

※夏コミの情報はこちらから。

暫く会食を控えていたのだが、
来期の話もあるので最近会食を多めに入れてる。

お酒が身体に残らない様に、休める週末はデトックス
に勤めてる。

そんな近況ですが、最近問い合わせ頂いた掲題の件、
Blogではあるがお答えできればと思います。

シナリオライター志望の方で大学で勉強されてるという。

その上でこんな質問を頂いた。

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今私がすべきことは何でしょうか。
今からでも必要な力をつけていきたいです。
何か気を付けることなどあればお聞きしたいです。

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自分も実は中学生時代はシナリオライター、もしくは
小説家になりたいと考えていた。

今もプロットを書くし、リライトもする。

作詞のスキルもそこから導かれてる所もあるだろうから、
参照になるかわからないが、
色々とアドバイスできればと思う。

まず言えることは、

 ・乙女ゲーム「だけ」をしない
 ・小説をできるだけ読む(色々なジャンルのもの)
 ・映画やアニメをできるだけ見る(色々なジャンルのもの)
 ・色々なジャンルのゲームを遊ぶ


今、大学生であれば時間がとにかくあると思う。
社会人になったら、それはもう本当になくなる。

その期間に勉強だけではなく、様々なエンターティメントに
とにかく触れることを推奨したい。

自分の好きなものだけでよい。
ただジャンルは限定しないこと。

本当に好きじゃないゲームや小説や映画は見るだけで
疲れてしまうから、自分の琴線に触れたものを、とにかく
見まくると良い。

それが強みとなる。

その上で、自分の好きな事が「乙女向け」であれば、
その気持ちは本当のものだと思う。

自分の価値観が「女性向け」ということで限定されることは、
絶対に良くないことで、それは社会人として考えた場合、
違う業種でライターとして成立しなくなってしまう。


あとはとにかく書くこと。

ライターは書きまくらないと、上手くならない。

どんなに言われても、どんなにけなされても、どんなにつらくても
書き続けて、幾つかは完成させること。

この業界に純粋に求められる力はライティング能力だが、
実はライティング能力とプロット能力というのは、
かなり異なるスキルだ。

企画を理解してプロット構成を立てられないと、
ドン詰まりになってしまう。

プロットはつまり物語を組み立てるのが好きじゃないと、
また様々なジャンルの様々な物語を知らないと、
自分の好きなものだけを作るわけじゃないので、
かならずドン詰まりになってしまう。

ゲーム業界全般は大抵は企画者やディレクターが居て、
共同作業なのでビジョンを共有することが必要になる。


ビジョンを共有する際にも、様々な作品を知ってる、

ということはとても大事な素地である。

だから、色々な作品を新旧関わらず見なさい、
ということに繋がるのである。

ただそういった情熱があるのは最低限の土台。

最後はやはりスキルと人間力になってしまうので、
コミュニケーション能力を磨くと良いです。

つまり色々な人と話し、人の気持ちが理解できるようになることです。
そして自我を抑えて、他人を敬えること。

コミュニケーション能力が低いと、
どれだけ素晴らしいアイデアがあったとしても、
それが実現出来なくなります。

なぜなら、ゲーム制作は共同作業、
チームで制作するからです。


もし、それが嫌であれば小説家を目指すべきです。

ぜひ時間があるうちに様々な経験をして、
コミュニケーションを深めてください。

一見無駄だと思えることも、
自分の年齢でさえ、為になることであった、
と思う事が沢山ありますから、
色々な回り道をすると良いです。

その上で、本当にやりたいことであれば、
この業界を目指してみると良いのではないでしょうか。

文章で書くとなんだか偉そうだけど、
僕も結果としてそう思ってるというだけです。

僕のやり方・考え方ですし、
物事には様々な見かたがあり、大抵のことは視野が広い人間
から見た場合は、多面体です。

だから、ある、ひとつの、単なる意見で、
決めるのは、あなたです。

まだまだRejetも会社としては子供みたいなものですが、
僕自身はスタッフと共に女性向けの作品を作り上げることに、
生き甲斐を感じてます。

きっと、あなたもそうなれるはずです。

近いうち、この業界で出会えることを期待してます。