2012年10月

ガラパゴス的な作詞方法

TwitterでRTされてきた考察が、結構面白かった。

だから、というわけでもないのだが自分の思考に興味がある
お客様向けちょっとだけ僕の作詞の方法の解説をしてみます。

後にも先にもこんな作詞のネタバレ(種明かし)を書くのは、
あまりない気がするので興味ある方はぜひ。

ちなみにガラパゴスとは?

冒頭にガラパゴスという例えを持ってきたのは、
僕の作詞の仕方は、多分立場もあいまって非常に
独特で自分でも、まあ独自の環境だからだと思った
からです。

作詞したことがあるという方は少ないと思いますが、
作詞はつまり音符に対して言葉を当て込む作業です。

楽譜を見ながらメロディを聞き、
言葉を当て込み、曲に意味を持たせていく作業です。

僕は現在までに大体乙女ゲームで80曲位作詞を、
させて頂きました。約5年間ぐらいでしょうか。

ちなみに一番最初に作詞した曲はVitaminXの「純潔デカダンス」
という七瀬瞬が歌うキャラクターソングです。
※放課後エデンや、ShootingStarはタイトルだけです。


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ご存じない方もいらっしゃると思いますが、
通常、楽曲に詩を載せる方法は幾つかあるのですが、

「曲先(きょくせん)」
「詞先(しせん)」

の二つに大別されます。

曲先とは、メロディができており、それに歌詞を載せる
やり方。詞先とは、先に歌詞を書いて、それにメロディを
載せるやり方です。

わかりやすい解説を引用させて頂きます。

現在世の中に出回ってる楽曲のほとんど多くは9割近くが、
「曲先」となります。それはそうです、歌詞が先にあってから、
作曲家さんに依頼するのは、そも音楽的に難しいですしね。

実は、というわけではないのですが、
僕の携わってきた楽曲の制作の作り方は
かなり独自ののやり方で行っています。

なので冒頭のガラパコスに繋がるわけですが、
それは「タイトルを先に決める」というやり方です。

例えばですが、TYBのステージイベントでも言ったことが
あるのですが、

「愛の蜜(LOVESYRUP)」
「熱狂(クレイジー)XOXO」
「禁断侵略者(フォービドゥンインヴェーダー)」


等は曲を作る前に、作詞する前にも、まずタイトルを決めてました。

VitaminXのBlogあたりを遡ってみると、
ちょっと面白いかもしれません。
確か2008年あたりです。

過去今までタイトルから作り上げた楽曲は多数ありますが、
「Vitamin」シリーズはほぼすべてです。

「純潔デカダンス」からはじまり「溺愛X」までほぼすべての楽曲が
タイトルが決まってから、曲や作詞制作が始まります。

このやり方をしてる方がどこかにいるのかはわかりませんが、
自分が知る限りは、自分でも面倒なやり方をしてるなあと思いつつ、
でもこのやり方が一番しっくり来るのです。

SRXシリーズもすべての楽曲がタイトルが先、
「TOKYOヤマノテBOYS」シリーズも主題歌はほぼ最初にタイトルを決めます。
※キャラソンは決め打ちしないケースもあります。

ちなみに、タイトルを先に決めるだけではありません。

「世界観」を提示したヴィジュアル化した歌詞を用意します、
それから曲制作に入ってもらう、というやり方です。
※イメージ歌詞、と読んでます。

ヴィジュアル化した歌詞、と言われてもピンとこないと思います。

???ですよね。

これは僕が歌詞を作る際に「ゴシック体」なのか「明朝体」なのか、その他の
「特殊なフォント」なのかをグラフィカルに判断してるからなのと、その世界観を
表現する為に、イメージグラフィックのサンプルを付けます。
※やってるものとやっていないものがありますが。

MOVIEを作成してるHISASHIこと中山とはずっとやってきてるので、
彼が一番理解してると思いますが、MOVIEでのフォントに
なぜこだわるかというと、作詞した時点でフォントが決まってます。

つまりヴィジュアル化された歌詞というのはつまり、

 ・イメージの歌詞が記載されてる ※ラフな歌詞
 ・世界観の風景がバックにある ※森やビルや廃墟etc...
 ・ある程度決まったフォント 


こんな感じのものです。一つ間違えばかなり痛い気がしないでもないのですが、
自分の中ではこれがしっくりと来るのです。

フォントの話に戻ると、なぜフォントなのかというと、
つまり楽曲の最終的なアウトプットの形(CDデザインやポスターまで)を
考えてる、という意味合いが強いです。

これは自分がグラフィック(イラストじゃないよ)のUI(インターフェース)
デザインにこだわって制作してるのと密接な関係があります。

例えばですがVitaminXやVitaminZのUIのイメージやフォントは、
自分で作り上げるケースが多く、それらの多くは企画書段階で
ほぼ固まってるケースが多いです。
※後述します。


例えばVitaminXのDS版主題歌「真夜中救世主(ミッドナイトサルヴァトーレ)」
真っ赤な下地に、白地で極太明朝体で、ヴィジュアル化された歌詞を書いてます。
それを渡してMarkさんに作曲してもらいました。

サイトもそんな雰囲気ですよね?



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青春ダイナマイトや、純潔デカダンス、放課後ジャーマンスープレックス、
愛と幻想のアモーレ
のCDジャケットは自分がラフで制作したデザインが、
なんとそのままCDジャケットになってたりするのですが、
つまりまあ、そういうことだと思ってください。

出来上がったCDジャケットもイメージしてるので、
基本的には作詞する段階でほぼ完成版に近いイメージ
が構築されてるということです。

---

さてなぜ、そんなことから始めるのかというと、
しっくりくるから、なのですが、僕にとって楽曲はゲームと同じ
「一つの作品」だと思ってるのだと、後になって気づきました。

最初の数年、夢中で作ってる時は判らなかったのですが、
数年してみて、これは自分は新しい企画を立ててるやり方で、
作詞をしてるのだ、と気付いたのです。

まずタイトルを決める、
ここで大まかな方向性が出る、
ヴィジュアル化された歌詞ができる。
※フォトショップで作ります。


分量は違えど、基本的には企画書も全く同じ作り方をしてます。

ちなみに企画と同じでツイキャス等では見せましたが、
とにかく膨大な分量のラフのセンテンスを書き散らかします。
ノートにして企画だと軽く20Pぐらい。
作詞だと5Pぐらいでしょうか。

リンクしてキーワードを広げていき、
自分の脳内で企画を拡散するためにも、
このキーワードを収集する作業は欠かせません。

いわゆるひとりブレストです。

僕は自分でロゴも作りますし、あらすじも作りますから、
それと同じやり方なんですね。

多分職業での作詞家の方はこんなめんどくさいやり方はしません。

なお僕は企画書ができた段階で「タイトル」「キャッチ」「デザイン」は、
ほぼ固まっており、ブレたことはほとんどありません。

企画書の段階で全エネルギーを注ぐぐらいの気持ちで作ってるから、
企画書がそもそも「作品」なのです。
※王子こと、志倉さんの受け売りですが。

例えばですが

 VitaminX「馬鹿な生徒[オトコ]ほど、愛しい」
 LucianBee's 「全世界ダメ男ダサ男改造計画」
 ディアラヴァVERSUS「中毒[ヤミツキ]になる、禁断のダブルエクスタシー」


等と言えばわかるでしょうか?

これらはすべて企画書に記載されてるキャッチであり、
大抵は自社のキャッチは依頼されて、自分で書きます。

作詞づくりが、キャッチ作りに役立ってるわけです。

ちょっと話は戻りますが、ゲームは多人数で長期間にわたって
制作するものなので、そういった指針を最初に示す必要性があります。

ただ、同時にゲーム制作場合は「綿」の様に柔軟に意見を取り入れます。

いいと思ったものはとにかく誰の意見でも取り入れます。

またそもそもがディレクターの素質、イラストレーターの素質を見定めて
企画を立てるケースもあるので(最近は多いです)、いわゆるプロデューサーが
役者たちを見て組み合わせる、と言ってもらえればわかるでしょうか?

またアイデアをそのディレクターからもらい、
それをお互い協議しながらキャッチーな企画に仕立て上げる、
というやり方もするケースがあります。

柔軟に、その人にフィットしたものを作り上げたり、
提案して、様々な要素を入れて、企画を進化させていく。
時には大逆転して、全然違う企画になるケースもありますが、
最初考えたものはその場合は全部捨てます。

開発会社時代に腐るほど企画書を書きましたが(300本以上)、
それらのほとんどは捨てられてきたものなので、
ひとつのアイデアに固執すること程、愚かなことはない、と
身に沁みてます。

ちなみにゲームは長い期間の共同作業ですから、
そのやり方(周囲にフィットさせる)が、制作者からの愛が、
お客様へ一番届きやすいから
です。

エンターティメントですから、製作者が馬鹿な位、
愛を注げなければ、二次元の存在が立体化するわけがないのです。

というわけで、僕は自分が作りたいものではなく、
相手が「どう活躍できるのか」をまず考えます。

前田との企画も大抵はそうです。

なので自分の意見に固執はしませんが、
とても大事な「核」はブレ無い様にします。

核はどんな題材であれ「キャッチーか、否か」です。

----

さて話がずれましたが、作詞の仕方としては上記のような
世界観ありきのかなり特殊なやり方をしてます。

ただ逆の場合「曲先(きょくせん)」もあります。

それは作曲家さんが世界観を理解されて、
作曲家さんから世界観を広げて、音との相性がいい場合です。

BWS等がいい例でしょうか?

美しすぎます。

作曲家さんの亀岡さんや土屋さんの溢れるばかりの才能が、
イントロから感じられます。

プロキオンさんの楽曲はそれ自体が強烈な作品性を持ってるので、
逆に僕が歌詞を先に提供することにより縛られてしまうので
(自分の立場も考えると)
まずは自由に曲を作って頂きます。

ちなみに今までデモ曲でリテイクはゼロです。

それだけプロキオンさんが「BWS」の世界を作り出してるんですね。
僕はそれに僕が歌詞を付けさせて頂く、という流れになります。

また「詞先(しせん)」というやり方もあります。

これは相性が良い一部の作曲家さんとの、楽曲作成のみに割り当ててる
やり方です。何十曲も作ってきて、作曲家との相性というのもあるのですが、
MIKOTOさんとの楽曲は詞先の相性が良いみたいです。

僕は「キャッチー(つかみやすいメロ)」にこだわります。

MIKOTOさんはいわゆるキャッチーなメロを描きつつ、
ロックで表現するのにとても優れた作曲家さんです。
※だと思っています。

愛のZERO距離射撃
彷徨えるヒステリックラヴァー
Soul Elevation
愛ADRENALINE
70億分の1のカノジョ
ALL-BACK-ATTACK!!
BINDINGME,BINDINGYOU
紅の哀絶叫(クリムゾンソローシャウト)
咎塗れのKyrie
Rock’in★Roll★Driller 

LOVE★Monster a GO!GO!
You’re the one
月光伝説-Moonlight Scandal-
New Color


と「SRX」と「恋愛番長」周りはすべて「詞先」です。

楽曲の構成を作詞で考えたものをパスするわけです。

歌詞が1番のみ先行して仕上がり、
そのあとにMIKOTOさんが仮歌を歌いながら、
作曲をされていく、1番が仕上がった段階で、
2番以降の作詞、そして最後に編曲が入る、
というかなりトリッキーな曲作りをしてます。

これにより曲先以上に「世界観と言葉が先行する」曲が作れるので、
企画者でもある自分にとってはとても表現の幅が広がります。

これらのパターンが僕が今まで作ってきた80数曲の楽曲の制作の
基本的な作り方のスタンスです。

通常の作詞家さんは与えられた枠・題材(テーマや楽曲)で
表現します。※それが当たり前です。

僕はゲームという世界観(フィールド)をスタッフと先に作り上げて、
そのフィールドでパートナーと共に楽曲を作り上げて作詞してるのですが、
別にそれはすごいことではありません。

音楽的に考えると、逆に邪道で、
たまに字づまりな部分もあるぐらいですので。

----

ではなぜ作詞をするのか、というお話ですが、
これは単純です。

自分が音楽好きというのもありますが、
一番は「ゲームの世界観をすぐ感じてもらいたいから」です。

キャラソンや主題歌はキャラクターを直ぐそばに感じられます。

ゲームは遊ぶまで長いですが、
曲はすぐ聞けます。

長くても360秒(6分)、早ければ150秒(2分半)です。
恋愛ADVの良くあるゲームのボリュームのクリアまでは、
早くても1ルート3~5時間はかかりますし、
ゲームだから自動的には進みません。

また1年程度制作にどうしてもかかるゲームに比べると、
楽曲の制作期間はもっと短い期間で制作できるからです。
※誤解があるといけませんが対比として考えた場合です。

それにキャラソンははゲームに登場するキャラクター達の
世界観の幅を広げる
ことができます。

VitaminXのキヨの「反逆的恋愛、OK?」の女性視点の歌詞や、
瑞希の異国感あふれる「千夜一夜物語(アラビアンナイト)」等は、
そのキャラクター達が、いわば違う次元で、別のキャラクター性を
表現してるのです。



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つまり、世界観の中の、別の世界観です。

キヨが女性になることは絶対にないですよね。
でも歌詞の世界観でアヴァンギャルドでロックで反抗的な女の子を
演じることは、キャラクターを生み出した自分の中で「アリ」なのです。

二重にも三重にもキャラクター達が広がる、
それはゲームでやるとアウトだと思うのですが、
曲だと成立できるケースが多い気がします。

逆にSRXのヒジリが歌う「Soul Elevation」なんかは、
SRXの世界をドストレートに歌ったものだったりしますし、
それはそも世界観が生まれるか、必要するかどうか、だと
思っています。


Scared Rider Xechs-STARDUST LOVERS-テーマソング


世界観が浮かぶ、ということは同時に、
楽曲のPVが浮かんでまして、自分の中では歌ってるキャラクター
達が、歌詞の世界観の中で踊り歌い表現してる
んですね。

なのでたまに「SE」が入ってる曲がありますよね?
そのSEはその世界観の名残だと思ってください。
※あるいは入れた方が成立すると思ってる場合は、
SEを長く入れたりしてます。

その「世界観」をとにかく先に作り上げるのが先であり、
だからタイトルが先に来るわけであり、
僕の歌詞はその「世界観」の表現でもあるわけです。


ちなみに良く言われるルビふりや、
ダブルミーニングは「あえて」
「隙間」を与えないというのもあります。

「隙間」とは何か?

通常、歌詞は人によって様々なとらえ方ができる様に、
書きますよね、理由は共感しやすいからです。

 『あの日の想い出を僕達は忘れない』

とあった場合は、想い出は人それぞれ十人十色です。
あの日は、卒業式かもしれないし、彼氏との別れかもしれないし、
友情かもしれないし、馬鹿騒ぎした夜かもしれない。

 『あの涙が教えてくれたこと』

とあれば、涙の理由や、教えてくれたこと、は
それこそ、人によって様々ですよね?

そこに共感して「ああ良い歌詞だ!」と思うわけですが、
これをたとえばダブルミーニングすると、

 『あの日の想い出[ルビ:ゆうひ]を僕達は忘れない』

ここにルビで夕日とふることで、
場面を限定して世界観をぐっと引き寄せます。
そんな大層なことではありませんが、
想い出は夕日と赤い日差しと重なり、
世界観が深まります。
※大抵はゲームの要素に付随させてます。

更にいうならば、もっといじってみましょう。

 あの歓喜[ナミダ]が、調教[おし]えてくれた自由[こと]

なんて、広がり方も展開できるわけです。
※我ながら馬鹿だと思いますが、書いてる途中は
かっちょいいと思っています。

本日発売されたディアラヴァのOP主題歌での
「真夜中の饗宴(ミッドナイトプレジャー)」の歌詞、

 『飛び切りの「愛(いたみ)」を与えてやる』

も同じやり方で、ルビを振ることで、
ゲームを想起させて「隙間」を埋めて、
ゲームやキャラに寄せるのです。


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また純粋に字面を見て二度楽しむ、というしかけです。

あとは企画を立ててることと同じ仕組みですから、
AからB、サビにかけてまでのストーリー性
とにかく重要視します。

お話が成り立って「絵が見える歌詞」にする。
先述のイメージ歌詞を作ってる以上、絵が見えなければならないし、
それがもし見えないのであれば、僕の力量不足です。


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例えばSRXの「愛のZERO距離射撃」のAメロ

 「何でもないの」 ツンとしたAction 笑っちゃうほど憤って
 我慢できず 思わず発射[でち]まった ウブな雄叫び[シャウト] 「…ウッ!」
 解読不能[みがってわがまま]メール 男のプライドどこまで弄ぶんだ
 アダムとイヴの時代から 世界が壊れる時まで 哀れなるはオトコ?


ここではではフラストレーションを溜めさせてます。
ヨウスケとタクトの衝動[フラストレーション]が、
どんどん溜まります。自虐的に溜まってくわけですね。

解読不能=みがってわがまま 部分は、
いわゆるダブルミーニングですし、
あとはLAGの教官の立場から指示されるヨウスケ達の
もどかしさ=自虐も少し入れてる印象でしょうか。
プライド~は女性から指示される彼らの立場の事を、
少し描いてたりします。

 キミの素敵な(青い)笑顔
 But潜んだ(紅い)ウラハラ
 A little Sexy Angel どんな悪魔を飼ってる?

 「教えてくれよ」


で、Bで教官への再意識付けからの疑問符終わりで、
台詞に繋がり、サビで爆発する、という感じです。

ストーリー性をとにかく意識します。

ちなみにRAP部分は冒頭にある考察されてる
ほぼその通り(感心しました)ですが、
幾つか補足をするならば、

 What Your Name?からBed Inまで キミとBeyond タイトにRideon

ここのRideonはまたがるフェイザー(バイク)と女性をかけてます(失礼!)
あとはBeyondはこれは「来世」という意味と、同時にビヨーンッ!
と飛び掛かっちゃえ!という語感で直観的に選んだという、
なんだか書いてて、僕は今年36歳なんだよな、と思いながら、
でもまあつまりは、そういうことです。

 108?Not 1008とにかくキミがほしいだけ

これは軍が時間を呼ぶ際に、フタマル何々~と呼んだりするのを
聞いたことがあると思いますが、それを英語に開いてるだけです。

「ワン・オーエイト、ワン・オーオー・エイト」という
開きになるわけですが、108はちなみに煩悩の数、
1008は純粋に韻を踏んでるだけです、かわいく聞こえるでしょ?
ワンワンオーっみたいな。

ただここの言い回しというか歌い方は、
タクト役の宮野さん、改めてすごい表現者の方だなと思いました。

聞いててとても気持ちが良いパートです。
だから何度でも聞きたくなります。

というわけで考えてる部分と、直観的なセンスでつけてるものが、
RAPは特に入りじまった言葉遊びになっています。
※月華繚乱ROMANCEのCrazy4meなどは世界観重視です。

まあ、こんな感じでちょっと解説したらきりがなくなりそうなので、
この辺で辞めておきましょう。

ガラパゴスもまあ悪くないのですが、
進化に適応できる生物こそ、生き残るわけですから、
これからも変化していかないとですね。

個人的には目指せ作詞100曲!(残り19曲です)というわけなのですが、
つまり何が言いたいのかというと、アニプレさんから
全曲作詞した「TOKYOヤマノテBOYS」のベスト盤が出るよ!
という壮大な宣伝で、この記事を〆たいと思います。

ぜひ買って下さいっ
全19曲入りでございますっ


TOKYOヤマノテBOYS THE ALLSTAR COLLECTION