2015年01月

ゲーム業界のデザイナー志望の方のご質問

新年あけましておめでとうございます。

Twitterでもおはなしさせて頂きましたが、
今年は「~にしかできないこと」を
コンセプトに推進していく所存です。

どうぞ本年度も、Rejetをよろしくお願い致します。

業界を目指されてる方より、
メールにてお悩みを頂きましたので、
Blogにてアドバイスできればと思います。

Q.
最近、将来のことを考える様になり、
デザイン関係の仕事に就きたいと思うようになりました。
その中でも、ゲーム制作などに携わりたいと考えています。
そこで質問なのですが、どうすれば、その仕事に就けますか。
秘訣があるようでしたら、教えて下さい。お願いします。

A.
まずこの業界の「デザイン関係」という仕事について、
大きな誤解をされてる方がいらっしゃいますので、
そこからご説明になります。

それは、イラストレーターとデザイナーの違いです。

イラストレーター=デザイナーではないです。

イラストレーターは「キャラクターデザイン」「原画」等を担当する
お仕事になります。デザイナーではないです。

Rejetでいうと前田浩孝や読がイラストレーターです。

つまりデザイナーはイラストを書くのが仕事ではなく、
「デザインすること」が仕事です。

※ちなみに前田や読はデザインもできます。

ではこの業界におけるデザインの仕事とは何があるのか?

ということになるわけですが、大別して

 ・グラフィックデザイナー(ゲーム内のインターフェースやロゴ、各種リソース調整)
 ・DTPデザイナー(印刷物、グッズ関連)
 ・Webデザイナー(Webデザイン)

にわかれると思います。

グラフィックデザイナー、Webデザイナー、DTPデザイナーのスキルは
似てる様で、基本的には持たなければいけない技術が違いますが、
幅広く「ゲーム業界のデザイナー」と名乗りたいのであれば、
この三種類に必要な技術は習得するべきだと思います。

少なくとも二種あると仕事に困らないですよ。

そもそも全部デザインする、ということには変わりありませんので。

ゲーム業界のデザイナーはイラストレーターと違い、
センスや、天性のもの(または、それが好きで幼少時より積み上げてきたもの)
よりも、技術力や知識、経験、幅広い視野が重要です。

つまりイラストレーターと違い、
勉強をすればデザイナーにはなる事は
(一定のレベルまでは)可能だということです。


DTPデザイナーと違い、ゲーム業界のグラフィックデザイナーの特徴は、
色々な制約(ハードや容量)の中、デザインしなければならないことが、
多いことでしょうか。※Webも似てるが、ゲームはより複雑。

メモリの問題や減色、圧縮の技術等、最近は優秀なツールが
でてますが、それでもハードによって制約されます。

読み込みが遅いゲーム等がありますが、
専門的な言葉を使わずに、わかりやすくいうと、
それはいわゆるプログラム上のグラフィックの扱いや、
リソースを管理する技術が足りないケースの時に、
読み込みが遅くなります。

※あくまでも、一例として、わかりやすく

上記の技術については現場で学ぶものと、
独学、学校で学べるものがあります。

いわゆるハード依存の技術等は、
現場で学ぶのが一番良いでしょう。

まずゲーム制作に携わる、ということは、
上記の様な職種に分類される、その上で、

 ・デザインすることが好きか?
 ※好きじゃないと続かない。

ということを自問してから、習得するべき技術としては、

 ・フォトショップ
 ・イラストレーター
 ・macの操作
 ・Officeの技術(ワード、エクセル、パワーポイント)
 ・パソコンの基本スキル(ブラインドタッチ、圧縮、解凍etc...)


を前提として、何より一番大事なのは

 「デザイン力(色々な)」
 「フォントへの理解」
 「(色々な)デザインに触れる、真似する」
 「コミュニケーション能力の向上」


ではないかな、と思います。

デザイナーは様々なスタッフとコミュニケーションする
ので、コミュニケーションスキルが低かったり、
クライアントが求めてる内容がヒアリングができないと、
作業が無駄になる可能性が高いです。


同時にクライアントがデザインのことを理解してないケース
のほうが圧倒的に多いと思ってください。

 ・うーん、こうじゃない
 ・もっとかわいく
 ・もっとかっこよく

どっちやねん!と思うことがいっぱいあります。

ビジョンが明確で、このデザインをやりたい!

というクライアントやディレクターは限られてます。

ちなみにこれを乗り切るにはコミュニケーション能力というか、
複数案提案と、〆切と、サンプルをまず出すことです。

※そもそもデザインをしらない、あるいは興味ないケースが多い
※でも口出したい、でも勉強しない、伝える手段を知らない

あと別に乙女コンテンツばっかりつくるわけじゃない可能性もあるでしょう?
Rejetであれば別ですが、他の会社であれば乙女コンテンツ以外の
デザインを依頼されるかもしれません。

任侠ものとか、麻雀とか、仕事としてあるかもですよ?

だからアニメやゲーム以外に、
色々なデザインに若いうちから興味を持つ、
というのは、めちゃくちゃ重要なことです。


僕なんかでも、たとえば自宅の塩や胡椒の瓶なんか見て、
良いデザインだなあ、とかたまに思ったりしてます。


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話はずれましたが、個人的にはフォントの知識や
理解度が高い人間は、総合的にデザイン力が高い
傾向にあると思います。

ここら辺は学校や本等でいくらでも勉強できますので、
ここでは割愛します。

やる気があるならいくらでもご自身で調べられる内容ですので。

今回の内容も本職デザイナーではない人間の記事ですので、
ぜひWebで様々な本職の方の意見を参照にしてみるとよいです。

ちなみに秘訣はありません。
技術ですので、積み上げるしかないです。

でもひとつだけあるとするなら、
常に、周りを見渡してみてください。

そしてアンテナを張る。

世の中はあらゆるものがデザインされています。

目的を持って周りを見て、「あ、これ良いデザインだな」と思うとか、
「あ、これはここに使える、写メ!」とかやり続けると、
これだけでも結構変わりますよ。

目的を持ってデザインされてるものに、
囲まれて我々は生活してます。

美しいデザインは、とても心地よいですしね。

ぜひ、頑張ってくださいね。

良いデザイナーとして一緒にお仕事出来る日を、
楽しみにしてます。