「命のしぶき」

GW中に達と前田君と飲む機会があって、
三人で話した時、こんな話題が出た。

 「明日、死んでもいいって覚悟で仕事してんの?」

誰かが言って、皆、そういうもんでしょ、ってまとまって
ああ、この人たちとはやっぱり波長があうな、と思った。

別に冗談でもなんでもなく、
言葉の比喩にはなってしまいますが、

 「一日一日を後悔しないで生きてる」

という意味合いは同義ではないかな、と思っています。

人間はとにかく明日へ明後日へと先延ばしする。

作家やクリエーター、表現者である人間は、
やはり何か作る上で餓えが必要で、
餓えの根っこは柔らかい何かでは無い気がする。

崖っぷちに自分を追い込んで作業をする、
というのはある意味そういう状況下におかれると、
いいものが上がるということで。

僕は作詞のときや企画のときそうなんですけど、
最初からブレないタイトルとキャッチをつけるのは
そういう理由があってつけます。

そこまで死ぬほど馬鹿みたいにメモや推敲します。
お風呂入ってても、朝起きても、寝る瞬間も食べてる
ときも、思考を繰り返す。

愛のZERO距離射撃

とか

真夜中救世主

とか一見ノリだけでつけてるように見えて(半分ぐらいは天
から降ってきます)、まあノリなんですけど、ノリなのは
ノリなりの理由があるというか。

でも、これをつけちゃうと逃げられないですよね。

しかも先に発表するから、尚更逃げられないし、
期待値はどんどん上がっていく。

面白かった、もっと面白いものをみたい、というのは人間の性だし、
シリーズを追うごとに面白くなっていくのは、よほどのものじゃない
限り難しいし、賞味期限も当然ある。

だからこそ、毎回毎回全力で振りぬき、明日はない、という気持ちで
取り組む、というのは大事です。

たぶん達なんかはイベントのパフォーマンスを見てると、
そういう「命のしぶき」みたいなものが
ほとばしってるから、お客さんが魅了されるんだと思う。

毎回毎回そうではないとしても、
ここぞというときは身を削る。

明日は、ない、という覚悟でやりぬく。

そうじゃないやり方もあるんだろうけど、
僕も、達も前田もそうなんだな、ってなんとなく
シンパシィを感じた池袋朝6時でした。

へらへら笑いながら、生きてんじゃねぇよ
自分の魂削ってんだよ

って、そうだよ、その通りだよ。

それを言うことで、自分を追い込んでる。
自分を追い込んで、自分でボルテージをMAXまであげる。

自分の中にしか答えがないものを、ひねり出す。

振り絞る、というのは、
そういうことなのかなって思います。

僕もそんな色々な人たちの「命のしぶき」を受けてるから、
なんとなく表現者のはしくれとして、そう感じるのかも
しれません。

会社としてはそんな考え方じゃダメダメだから、
クリエーターモードのときと、
社長モードのときは思考が違うんですけどね笑。

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